全国の交通系ICカード10選！

Kitacaは、北海道旅客鉄道（JR北海道）が発行する交通系ICカードです。このカードは、ソニーの非接触型ICカード技術FeliCaを使用しており、プリペイド方式の乗車券としての機能に加え、定期券や電子マネーとしての機能も備えています。
Kitacaの特徴的な点は、エゾモモンガをモチーフにした可愛らしいキャラクターです。現在のところ、独自のポイントサービスは提供されていませんが、便利な交通手段として多くの利用者に支持されています。

Suicaは、東日本旅客鉄道（JR東日本）、東京モノレール、東京臨海高速鉄道が発行する交通系ICカードです。Kitacaと同様の仕組みを採用しており、非常に多くの利用者に支持されています。2021年9月には発行累計2億枚を達成し、交通系ICカードの代表格としての地位を確立しています。
ポイントサービスとしては、JR東日本の「JRE POINT」と連携しており、JR東日本の鉄道に乗車することでポイントが貯まります。モバイルSuicaでは50円ごとに1ポイント、カードタイプのSuicaでは200円ごとに1ポイントが貯まります。また、駅ビルや多くの店舗、サービス利用でもポイントが貯まるため、日常的に利用することでお得感が増します。

TOICAは、東海旅客鉄道（JR東海）が発行する交通系ICカード。
JR東海のエリア内で広く利用されています。2024年7月時点では独自のポイントサービスなどは存在していません。

manacaは、エムアイシーと名古屋交通開発機構が発行する交通系ICカード。名古屋鉄道・名鉄バス・名古屋市交通局・名古屋臨海高速鉄道・名古屋ガイドウェイバス・豊橋鉄道・愛知高速交通で取り扱いがあります

ICOCAは、西日本旅客鉄道（JR西日本）が発行する交通系ICカード。西日本を中心に広い地域で利用されています。
2018年には独自のポイントサービス「ICOCAポイント」をスタート。西日本エリアで電車に乗ったり、対応店舗で買い物をしたりするとポイントが貯まります。

nimocaは、西日本鉄道（西鉄）の完全子会社である株式会社ニモカが発行する交通系ICカードです。このカードは、九州の広いエリアでの鉄道やバス事業者に導入されており、さらに北海道の函館地区でも利用可能です。
nimocaの大きな特徴は、乗車や買い物を通じて独自の「nimocaポイント」を貯められる点です。貯まったポイントは、そのまま乗車や買い物に利用できるため、非常に便利です。

PiTaPaは、スルッとKANSAI協議会が展開するICカードで、主に近畿地方、東海地方、北陸地方の一部、そして岡山県などの鉄道やバス事業者で利用されています。
このカードの特徴は、Suicaなどのプリペイド式ICカードと異なり、ポストペイ式、つまり「後払い」タイプである点です。利用者は乗車やサービス利用後に料金が請求されるため、クレジットカードに近い形態のサービスとして位置づけられます。これにより、事前にチャージする必要がなく、利便性が高いというメリットがあります。

SUGOCAは、九州旅客鉄道（JR九州）が発行する交通系ICカード。
独自のポイントサービスとして「JRキューポ」があり、SUGOCAを使って買い物をするとポイントが貯まります。また、JR筑肥線・唐津線と福岡市地下鉄を乗り継ぐ形で利用すると、乗車区間に関係なく10ポイントが付与されます。

はやかけんは、福岡市交通局（福岡市地下鉄）が発行する交通系ICカード。福岡市地下鉄を対象エリアとしたシンプルなICカードですが、ほかのサービスと同様に全国の相互利用可能エリアでも使えます。

PASMOは、株式会社パスモが発行する交通系ICカード。2000年代に利用されていたプリペイドカード式の乗車カードシステム「パスネット」を前身とするサービスです。
関東地方・山梨県・静岡県の一部を除く鉄道・バス事業者等で取り扱いがあり、JR系列ではありませんがSuicaと相互利用が可能。